ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

2024.07.02

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インタビュー映像~ドミニク・セッサ編~

本作で鮮烈な映画デビューを果たし、瞬く間にハリウッド大注目のライジングスターとなったドミニク・セッサ。その魅力が伝わる新場面写真とインタビュー映像が解禁に!

作品ごとに変幻自在のキャラクターを演じる名優ポール・ジアマッティと、圧倒的な高評価でアカデミー賞助演女優賞を受賞したダヴァイン・ジョイ・ランドルフを相手に全く引けを取らない鮮烈な演技を見せ、観る者に強い印象を残すのが問題児の生徒アンガスを演じるドミニク・セッサだ。

初めての映画出演となる新人の彼が演じるのは、勉強はできるが反抗的な生徒で、家族との関係に悩み誰よりも人との繋がりを欲している少年という物語の中心を担う重要な役どころ。解禁となった新場面写真は、アンガスの勝気そうな表情とは裏腹に講堂の椅子に膝を抱えて座り、内に秘めた繊細さも感じさせる強い印象を残す様子を切り取ったものだ。

セッサは本作で第29回クリティクス・チョイス・アワードの新人俳優賞をはじめ11もの賞を受賞し、第77回英国アカデミー賞では助演男優賞にノミネート。アカデミー賞®前には彼を単独で取り上げる記事が日本からも複数でるなど、一躍大注目の存在に。現在は米名門のカーネギーメロン大学で演劇を学ぶ大学生だが、すでにクロエ・グレース・モレッツ主演の「Oh. What. Fun.」(原題)や『グランド・イリュージョン』シリーズの3作目となる「Now You See Me 3」(原題)など次々と出演作が決定。本作でぜひ顔を憶えてほしい逸材である。

アンガス役のために行われたオーディションで、キャスティングディレクターとペイン監督は800人分もの応募者のビデオを見たというが起用には至らず、本作のロケ地となった高校で生徒を対象にしたアンガス役のオーディションが行われた。当時この高校の演劇部のスターだったセッサも参加したのだが、それまでカメラの前に立ったことすらなかったという。セッサは、インタビュー映像でアンガス役に決定した時のことを「実感がなかったけどワクワクしたし、うれしかった」と振り返る。ペイン監督は、「ドミニクは初めから映画スターとしての素質を持っていた。大勢のスタッフに囲まれた時に緊張せずに自分の役に集中するテクニックを学ぶ必要がある人もいるけど、生まれつきそれができる人もいる。そんな才能に触れたキャスティングディレクターや監督には、その才能を磨かなければならない義務があるんだ」などとセッサの資質と俳優としての技術を大絶賛。セッサは、監督との仕事について「テイクごとに声をかけてくれて、指導してくれるから安心できた」などと振り返る。なお、本作の予告編にも登場するアンガスの若さと反骨心が爆発する走りながらの”側転”するシーンは、セッサから監督に提案して生まれたものだという。

劇中、ぶつかり合いながらも少しずつお互いを知っていくことになる古代史の教師ハナムを演じたジアマッティについて、「ポールとの共演は、特別レッスンを受けるみたいだった」と語り、その内容について「僕から尋ねる質問も演技そのものではなかった。どちらかと言えばシーンを撮り終えた後に聞きたいことが出てきた。”こうすればよかった”とね。ポールはそれに対する答えはくれなかった。それよりも似た思いをした時の実体験や、彼がどう成長してきたかを話してくれた。自分の演技に対する不満は成長するのに必要だと思えるようになった」と振り返り、劇中ハナムからアンガスに向けての様々な教えや継承がなされていく関係性は、カメラの外でも繰り広げれられたようだ。そのジアマッティは、「本作でうれしかったことのひとつは、ドミニクと共演できたことと言っていい。彼の成長には驚かされたし、それを間近で見られるのは素晴らしいことだよ。一緒に過ごしていて本当に楽しかった」と語る。

インタビューでは、ほかにもダヴァイン・ジョイ・ランドルフや3人が織りなす物語について真摯に答えようとする様子が捉えられているのでぜひチェックしてほしい。

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